IELTS勉強法&Tips
IELTSスピーキング Part1のコツ
繰り返しになりますが、IELTSスピーキング Part1のコツはGive a good impression!です。以前にも第一印象はとっても大切だと書きましたが、具体的にはどのようにすればいいのか? 下記のポイントを頭にたたきこんで、そしてそれが態度となって自然にでてくるまで練習してくださいね。
- Voice – 大きな声でハキハキと! 発音やイントネーションに自信がなくても堂々と話します。
- Smile & Body language – 緊張しているのは当たり前ですが、笑顔を忘れずに。面接時間中を和やかな雰囲気にするためにも、意識して笑顔を作ることをお忘れなく。とくに部屋に入った瞬間と話しはじめるところまで、ニコニコしましょう。
- Keep talking – どんなに簡単な内容でも、シンプルな文法でも、とにかく話し続けましょう。必要であれば、Examinerがちゃんとストップをかけてくれますから、話し過ぎということにはなりません。自信なさげに沈黙してしまうことはよくありません。
- Use fillers – そうはいっても言葉につまったり、どう話せばいいのか突然ふとわからなくなったりすることもありますよね。そんなときにも話し続けるために、fillersを使いましょう。間を上手にうめるために、例えば「You know…」「I mean,」「Well, let me think…」などが自然に口からでてくるように、いろいろな言い回しをストックしておきましょう。
- Use academic words – 最初の印象で「英語ができる」と思わせるためにも、アカデミックな単語を使うことを強くおすすめします。例えばaboutと言うところをapproximatelyと使ってみるとか。
- I need minimum score of 7.0!! – ごますりというわけではありませんが(笑)、「IELTSで7とらないといけないんです!」などと自分の目指すスコアを伝えてみてもいいかもしれません。これを言ったからといってスコアに関係するわけではありませんが、わたしがIELTS対策講座を受けていたときの先生(試験管資格あり)が、「あぁ、この人はこれぐらいを目指しているのかと伝わるからね。言ったからマイナスということもないし」と。できる限りのことはしたかったので、わたしは言いました(笑)。
予測のつかないPart2や3に進む前に、これらのことを心において、練習を繰り返し、堂々と話してくださいね。
In spite of / Despite
「In spite of」と「Despite」の使い方がごちゃまぜになっていませんか? Despiteの後にofはつかないので、注意してくださいね。どちらも「〜にもかかわらず」を意味し、馴染みのある表現ですが、下記のような使い方をするとフォーマルな印象をあたえます。
In spite of the fact that=but
In spite of the fact that he studied very hard, he didn’t pass IELTS.
Despite the fact that=but
Despite the fact that he studied very hard, he didn’t pass IELTS.
例文のようにならないためにも(笑)、やみくもに勉強するのではなく、IELTSの特徴を知って、IELTSのスコアをアップするための勉強に時間をついやしてくださいね。
would? could? or might?
長年オーストラリアで暮らしていて生活のあらゆる場面で英語にふれているのに、いまだに苦手なものがwouldやcould、mightなどの使い方です。基本的な文法であるはずなのに、あいまいなままにしている方も少なくないのでは?
今回はそれぞれにhaveが加わったときの使い方の目安を復習しようと思います。IELTS対策としては、スピーキングでこの使い分けができていると、より「流暢に話している」ように印象づけられると思います。
1.「would have」: If she’d studied a bit harder, she would have passed the exams. HIGH CERTAINLY
2.「could have」: If she’d studied a bit harder, she could have passed the exams. POSSIBLE
3.「might have」:If she’d studied a bit harder, she might have passed the exams. NOT VERY POSSIBLE
例文の1から3へと順に、その可能性が低くなります。1のさらに上の可能性を表現したいときにはmust haveを使います。
なんとなくわかっているつもりでいる文法でも、確実に理解し、使えるようにしておくことが、スコアアップにつながります。わたし自身、あやふやなままにしている文法事項がどれだけ多いことか! 反省です。
IELTSスピーキングにおける第一印象
まず最初にIELTSスピーキングで大切なことは、個室に入り試験官と会った瞬間に大きな笑顔とはきはきした口調、自信ある態度で挨拶することです。緊張しているのは当たり前ですが、挨拶の瞬間に気持ちを切り替えるよう努めてください。
現役試験官と話していたとき、彼は「最初の数分間の印象で『この人はこれぐらいのレベルだな』とだいたいの予測をつける」と言っていました。もちろん、試験官はちゃんと訓練された人たちで、正しい判断を下せるようトレーニングされていますが、彼らも人間です。第一印象をよくしておくに、こしたことはありません。
なので、挨拶からPart1につながる自己紹介のあたりまで、できるだけハキハキと流暢に話してください。わたしはまず下書きを作りました。それを暗記して、よどみなく話し続けられるまで何度も練習しました。
そして、どんなに簡単でシンプルな内容でも、アカデミックな単語を使うことをお忘れなく! それから「わたし、しゃべりすぎ!?」と思うぐらいペラペラと続けてOKです。口数は少ないよりも多い方が絶対に良いです。必要であれば、試験官がちゃんとストップをかけてくれますから。
まずは第一印象を最大限に良くすることを心がけてくださいね。
IELTSスピーキングは練習あるのみ
アイエルツのリスニング、リーディング、ライティグ、スピーキングの4つの分野の中で、「スピーキングが得意!」という方はどれぐらいいるでしょう? 一般的に日本人は他の国の人々に比べてスピーキングが苦手と思われがちですが、実力がどうであれ、「自分はスピーキングが苦手だ……」と思い込んでいる日本人はとても多いように思います。
わたしもそうでした。いつも「ぜんぜん、話せない〜」と思っていました。本番後には「あ〜、絶対にスピーキングのスコアは4か5だ……」とかなり落ち込みました。でも結果は予想外の7.5でした。自分ではまったく上手く話せなかったと思っていたのですが、スピーキングのスコアアップのポイントを念頭におきながら、自分で練習したことが功をなしたのかなと思います。
独学でアイエルツに向けて勉強中の皆さんは、どのようにスピーキング対策をしていますか? リーディングやライティングの練習は繰り返していても、スピーキングを後回しにしていませんか? そしてそのことで、ますます自信をなくしていませんか? でも、できるだけの努力はしてみる価値ありですよ。
大まかなポイントは「スピーキング対策」で紹介しているので、ぜひともチェックしてみてください! とくにPart1は独学でスコアアップを目指せる部分です。Part2、Part3は当日に出題される問題によるところがありますよね。でも、Part1では試験官にどこまで「この人、話せる!」と好印象を与えられるかが勝負となります。
IELTSライティングTask1のグラフを表現する単語
アイエルツのライティングTask1のグラフ表現に使う副詞と動詞をまとめてみました。アイエルツの採点をしている人によると、「できるだけ同じ単語を使わないほうがよい」そうです。たしかに、グラフの上昇を表現するときに何度も「increase」ばかり使っているのと、「rise」や「improve」などの類語を使うのとでは受ける印象が違いますよね。
それにライティングだけに限らず、アイエルツにおいてリスニングやリーディングでも類語は重要です。辞書を使ったときには類語を調べる習慣をつけるといいですね。
グラフを説明するときに使う副詞
SLOW(なだらかに、ゆっくりとグラフが変わっていくとき)- steadily, gradually, slightly, moderatelyなど
FAST(急激な変化が見られるとき) – sharply, rapidly, dramatically, suddenly, markedly, significantlyなど
グラフを説明するときに使う動詞
Up(グラフの上昇) – increase, rise, improve, recoverなど
Down(グラフの下降) – decrease, decline, drop, fall, reduceなど
間違いやすい綴り
アイエルツのライティングではスペルミスは減点対象になります。そして、リスニングでも単語の綴りを問われる問題がでてきますよね。それも、うまい具合に「あれ?」と思うようなものばかり……。少しでも自信のない単語は、面倒でもその都度辞書で調べて、正しいスペリングを覚えるようにしてくださいね。
下記は間違いやすい綴りのほんの一覧です。どうでしょう? 正確に書く自信はありますか? どなたかに声にだしてもらって、書き取りをしてみてくださいね。
- accommodate
- appreciate
- beginning
- beneficial
- conscientious
- scientific
- criticism
- deceit
- disapprove
- embarrassed
- February
- freight
- guard
- immediately
- Wednesday
- occurrence
- parliament
- relief
- technique
- unconscious
どうでしたか? スペルミスはほんと〜にもったいないです。わたしも、スペルミスで苦いおもいをした経験があります。アイエルツ・リスニングで「ヘリコプター」を問われ「hericopter」と書いてしまいました。もしかしたら、この一問でスコアが一つ下がったかもしれないと思うと、ずいぶん悔しかったです。なので、あやふやなものは後回しにせず、そのときに調べる習慣をつけてくださいね。
IELTSライティングTask1で使える表現 / グラフの下降傾向その4
IELTSライティングTask1において覚えておくと役立つ表現です。グラフに関するものと本文に関するもの、それぞれいくつかのパターンを頭に入れておき、グラフの種類や内容によってアレンジしてみてくださいね。
ちなみに出題されるグラフや図の種類は「Pie Chart」「Bar Graph」「Line Graph」「Table」、そしてごくまれですが「Diagram」などがあります。
今回はグラフに関するサンプル表現です。
・a plummeted
・b fell dramatically
・c fell steadily
どれも下降傾向を表現していますが、程度の違いをdramaticallyやsteadilyを使って区別します。
IELTSライティングTask1で使える表現 / グラフの上昇傾向その4
IELTSライティングTask1において覚えておくと役立つ表現です。グラフに関するものと本文に関するもの、それぞれいくつかのパターンを頭に入れておき、グラフの種類や内容によってアレンジしてみてくださいね。
ちなみに出題されるグラフや図の種類は「Pie Chart」「Bar Graph」「Line Graph」「Table」、そしてごくまれですが「Diagram」などがあります。
今回はグラフに関するサンプル表現です。
・The number of _______________ increased slightly and then rose sharply.
ある時点まではなだらかに上昇し(increased slightly)、その後急激に上昇している動き(rose sharply)を表現しています。
仮定法
アイエルツライティングにおいてもスピーキングにおいても文法には気をつけるべきです。あやふやなまま使っていると、減点の対象になりますし、小さなミスを減らしていくことがアイエルツスコアアップへの確実な道となります。
わたしがアイエルツ対策中にたびたび「あれ?」と悩んでしまう文法が仮定法でした。ここできちんと復習しておきたいと思います。
Zero Conditional: Certainty
If you heat chocolate, it melts.
この形はどういう時に使いますか? 例えば、フライパンにチョコレートを入れて火にかけてみたらどうなりますか? とけますよね。Zero Conditionalは未来や過去についてのお話ではありません。もっと言うと現在のことでもないのです。「結果」について述べるときに使います。それも、いつでも同じ結果になるようなことについて使います。チョコレートの例の他には、例えば「If I am late for work, my boss gets angry」「If I don’t eat, I get hungry.」というように。これがZero Conditionalです。
First Conditional: Real Possibility
If it rains, I will stay at home.
では、この形はどうでしょう? 想像してみてください。例えば、ある日の朝、家にいます。空をみてみると雲が多くて今にも雨が降りそうです。午後には友達とサッカーをする予定があります。このシチュエーション(「未来」の事柄について、かなりの確率でそれが起こりそうなとき)には、First Conditionalです。他には、「If I see Marie, I will tell her about it.」「If he don’t pass the exam, his parents will be sad.」などがFirst Conditionalです。
Second Conditional: Unreal Possibility or dream
If I won the lottery, I would buy a house.
次に、この形はどうでしょう? First Conditionalと同じく、わたしたちは「未来」について考えています。ところがこの形は、「可能性が低いこと」や「夢のようなこと」の場合に使います。例えば、将来のいつか、ロトのチケットを買うかもしれません。そして当たるかもしれません。つまり、その結果が起こる確率がとても低いとき、でも可能性がゼロではない場合にSecond Conditionalを使います。他には、「If I married Tom Cruise, I would be very happy.」などがSecond Conditionalです。
Third Conditional: No Possibility
If I had won the lottery, I would have bought a house.
最後に、この形はどうでしょう? First ConditionalとSecond Conditionalは未来について考えていました。Third Conditionalは「過去」についてをあらわします。それも「起こらなかった過去」についてです。夢のようなこと、そして夢のまま終わってしまった場合がThird Conditionalです。もしロトに当たっていたら(実際には当たっていない)、家を買ったのになぁ(実際には買えなかった)というシチュエーションですね。他には、「If I had seen Marie, I would have told her about it.」などがThird Conditionalです。
まとめ
Probability | Conditional | Example | Time |
100% | Zero Conditional | If you heat chocolate, it melts. | Any time |
50% | First Conditional | If it rains, I will stay at home. | Future |
10% | Second Conditional | If I won the lottery, I would buy a house. | Future |
0% | Third Conditional | If I had won the lottery, I would have bought a house. | Past |